【倫理】ソクラテスの生涯と無知の知について、自分の人生にどういかすか考えてみた

■ はじめに
倫理の教科書を読んでいます。受験には使わないのですが自分の人生のために全科目やりたいと思っているので少しずつ進めています。

読んでいるだけだと全く頭に入らないので、自分なりにポイントをつかんで簡単な言葉でノートにまとめてみました。またそれだけでなくそれを読んで自分が何を考えたか、どのように自分の人生にいかすかを考えてみました。

■ ソクラテスの生涯と無知の知(要約)
ソクラテスの哲学的活動のきっかけは「お前は天才だ!」という神のお告げだった。「そんなはずはない」と思って町に出かけて天才たちに会った。彼らは何も知らないのに知っていると思っている。自分は無知を自覚し(無知の知)、物事を知りたいと思っている。その点で自分は彼らよりは優れているのかもしれない。

何か(知)を人に教えることはできない。知を愛し求めるように導くことしか。(問答法・助産術)

どんなものにも役割がある。人間の役割は真理を愛し求めることだ。まずはものごとについて知らなければならない。しかし真の知とは、ただ知っているだけでなく「知っていて、かつやっている・できている(知行合一)」ことだ。それこそが「よく生きる」ということであり、人間の幸せである。

ソクラテスは当時の人々の価値観と全く異なることを言っていたため、権力者から目をつけられ死刑宣告を受けた。友人から逃げることを勧められたが彼はきかなかった。「ただ生きるのではなく、よく生きること」を生涯の目標としていた彼は、法にしたがって毒杯を飲んだ。(倫理教科書 第2編1章3 ソクラテス)

■ 読んで自分が何を考えたか、どう人生にいかすか
自分がちょっとできるとき、知っていると錯覚してしまう。大学に所属したとき、いい会社に入ったとき、仕事で成果をあげたとき、勉強したとき、経験をつんだとき、新人に何かを教えるとき、意識しないと自分のゴミのような実力を過信してえらそうな態度をとってしまう。

だけどいついかなる場面でも自分はまだそれについて何も知らない。その世界で一歩を踏み出したにすぎない。上には上がいる。無知を自覚し、謙虚な気持ちで、先人に素直に学んで、そして自分で考えて、より上を目指さないといけない。命をかけるほど真理や知を求め、実践した彼の生き方をほんの少しでも体現できるように目指したい。

■ おわりに
昔、医学部受験をしたときには日本史や生物・化学などほぼ完璧に覚えて問題は解けるのに、それについて全く話せなかったり、時間がたってきれいさっぱり忘れたりしています。受験に合格するためにはそれでいいのかもしれませんが、人生にいかすためには勉強の仕方がまちがっていたと思うので、今後はできるだけアウトプットしながら学んでいくように改善したいと思っています。

受験に受かるための勉強と人生や生活にいかすための勉強はやり方がちがいます。もちろん受験に受かることが最優先だと思うのですが、そのなかでも少しでも人生にいかせるように意識してみてください。

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